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庭のこと

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モキチフーズガーデンの中庭

駅前の喧騒からは少し離れただけなのに、わさわさと揺れる木々に清々しさと心地よさを感じるフーズガーデンの中庭。春にはミモザが見事に黄色い花を咲かせ、秋には紅葉した樹木が少しシックに店を彩ります。湘南らしい椰子の大木は、熊澤の庭師船平さんによって八丈島から運ばれてきました。工場跡地にグリーンは無く、ゼロから始めた船平さんの庭作りでしたが、20年を経て今ではまるで大昔からそこにあったような顔で、楽しげに店を見守ってくれています。

この庭も熊澤R-プロジェクトの一翼を担う大切な場所です。Revitalize。それは、地域の人々が自然に集う場となり、健康で豊かな生活に貢献すること。私たちがどんなに、歴史ある産業遺産を保存し新たに利活用してもそこに住む人々が楽しみ、愛し、文化が生まれる場所でなければ何の意味もありません。

 

 

そして昨年はその地元農家さんのご縁で、カリフォルニアのオーガニックレストランの草分け的存在、アリスウォータースの映画上映会後の懇親会を開くことに。彼女の日本での無農薬農家を巡る旅のドキュメンタリーを鑑賞されたお客様を、届けられた地元産の野菜でおもてなしする機会にも恵まれました。

 

 

こうして地元の生産者さんと繋がり、また新たな出会いや企画が生まれていきます。まさに地元の人々が集い文化が生まれる場所となれたのは、20年を経てR-プロジェクトが実を結んだ証。そのきっかけを作ってくれた自慢の中庭です。

 

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