「tantan iroiro」三人展 09.03-09.16
tan tan iro iro
伊藤由紀子、糸賀英恵、小山祥吾
2021.09.03-09.16
伊藤由紀子さん(九谷焼)、糸賀英恵さん(金工)、小山祥吾さん(金属造形)の三人による”tantaniroiro”が、3年ぶり2回目の開催となります。
タンタン、と金属をたたく音に交じり、イロとりどりの九谷焼が並びます。
秋の足音と共に、日常に落ち着いた彩りを添えてくれる作品たちの展示が近づいてきました。
今回、お三方は金、銀、銅という素材を表現して、豊かな空間を生み出してくれます。
金工作家である糸賀英恵さんは、純銀などの金属をひとつひとつ金槌で打つという鍛金技術でキラキラとした鎚目(つちめ)模様をつくり、アクセサリーを制作されています。
銀の持つ、柔らかくも凛とした輝きのある作品は身に着けるとより魅力的に目に映ります。
ギフトにもぴったりのシルバーピアス、イヤリングのベーシックラインと、共に前回好評だったバングル、イヤーカフをデザイン豊富に取り揃えてくださいます。
新しい試みとして、天然石をあしらったアクセサリーもお披露目になります。石の彩りを添えて金銀の素材をさらに輝かせてくれます。
また、マスク着用時にも便利で、リモート会議などの際にも一瞬でお顔周りを華やかに演出してくれるイヤーカフは、ピアスがつけられない、イヤリングはちょっと…という方にもオススメです。
今回も糸賀さんの彫刻作品を展示していただきます。重厚感のある金属であることを忘れてしまう様な柔らかでしなやかなラインは息をのむ美しさです。
美術館の一部を切り取ったかのような空間をお楽しみください。
個性が光る久谷焼のブローチや小皿が人気の伊藤由紀子さん。九谷焼の伝統技法を使い古典的な絵柄を引用しつつ伊東さんの感性で楽しくアレンジされた色鮮やかな作品は、人の心をくすぐる愛らしさです。
カラフルで楽しい絵付けのブローチは、帽子やストール、カーディガンなどのワンポイントとして秋の装いを華やかに演出してくれます。
秋らしいきのこの絵柄や、渋めの盆栽柄、コロナの収束を願ってアマビエの絵柄などをお持ちいただきます。
金属造形作家の小山祥吾さんは、素材を真鍮、洋白、銅を使用して制作させています。
前回も好評だったカトラリー、お皿、コーヒードリッパー、ランプシェードなどの実用アイテムをご用意してくださいます。
真鍮で出来たカトラリーは遊び心があるデザインながらも使い勝手よく作られており金属なのに柔らかな印象を受けます。
色合いも落ち着いていて、ゆっくりとした時間をすごすのにピッタリのアイテムとなっています。
素材の特性で、銅製品は少しずつ変色をしていきますが、経年変化も作品の一つの魅力。
少しずつ重ねられていく色合いも一緒に楽しみ、愛してあげてください。
そして今回コラボ作品を限定数で作ってくださいました。
「昇天使ペンダント」
糸賀さんがつくるスプーンモチーフをベースに、幸せな顔をした愛らしい天使が伊藤さんによって絵付けされた作品でインテリアとして飾って楽しめます。
スプーンモチーフは、出産祝いに使われるハッピーモチーフだそうです。
「born with a silver spoon in one’s mouth.(銀のスプーンをくわえて生まれてきた子どもは幸せになる)」という言い伝えもあるように
ヨーロッパでは銀のスプーンは縁起が良く、出産祝いに贈る風習があります。
スプーンには一生食べ物に困らないように、ヨーロッパでは銀には神聖な力があり魔よけ効果に、誕生を祝福する、など様々なの想いが込められています。
勿論赤ちゃんへのギフトだけでなく、どんな方にも見るたびに幸せになりそうな笑みがこぼれる作品です。ぜひお近くでご覧くださいね。
それぞれの色が異なり、個性がちらりと光る三人の展示。どのような空間になるのか、私自身もいまからとても楽しみです。
展示の開催まで、もう暫くお待ちください。
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「tantan iroiro」
伊藤由紀子(九谷焼)・糸賀英恵(金工)・小山祥吾(金属造形)3人展
2021年9月3日-9月16日 会期中無休
11:00~17:00 ※最終日15時まで
伊藤由紀子 @itoitoyuki
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