10月16日(土)-10月31日(日) 「あの街の風景」二人展
「あの街の風景」
岡村朝子&Jun Sasaki
2021.10.16 – 10.31
赤い落ち葉が多くなり、木々も寂しくなってくる季節となりました。
秋の到来とともに落ち着いたノスタルジックな雰囲気の展示が始まります。
お二人とも独特の静かな空気感が魅力な作家さん。
その静けさとほのかなあたたかみは、どちらの作品にも似たものを感じます。
今回の展示のタイトルは「あの街の風景」。二人が思い描く、架空の「ある街」をそれぞれの技術を使い表現します。
岡村朝子さんは陶器で立体の街を作成したり、陶板に街の情景を描いたり。
JunSasakiはインクとペンで街描いた絵画の新作をお披露目します。
「夕暮れの街」と「夜の街」をそれぞれの思い描くノスタルジーなエッセンスをのせてokebaの空間に体現してくださいます。
また、この展示に合わせてご制作いただくアイテムも見どころ。
岡村朝子さんは「夕暮れの街」というテーマから、新作の『akane(茜)』をお披露目します。
茜色に焼けた空の街や、ピンク色に染まる家と塀……。どこかもの悲しいその雰囲気に目が離せません。
その他にも毎年の企画展で並ぶ家のオブジェですが、今回のオブジェは大小さまざまなサイズが展開されます。
一つ一つ形も大きさも違う家が並ぶ様子は、小さな街が広がっているよう。
そのお家は選んで頂いた後、購入する事が出来ます。
お気に入りのカラーや形を探してみて下さいね。
JunSasakiさんは紙雑貨を中心としたアイテムが並びます。
「冬が好き」という、画家兼イラストレーターであるJun Sasaki 。代表作の”冬の絵”と、今回のテーマである“街”を中心とした絵画の新作をご紹介します。
インクとペンで描く、線を生かしたスタイリッシュな絵画をあしらって、自身の手で作る紙雑貨などもご用意いたします。
冬を題材としたイラストは、見ていると冬の冷たい風が肌で感じられるような錯覚に襲われます。
今回は小さな額に収まるイラストも登場します。手に取りやすく、小さくともしっかり存在を主張するイラストは必見のアイテム。
JunSasakiさんから、展示へ向けてのメッセージを頂きましたのでご紹介いたします
今回の展示では、2人が思い描く架空の「ある街」をテーマに、ジャンルの違う2人が作り出す、
それぞれの個展ではできない展示にしたいという思いがありました。
絵と陶器ということで、僕が平面、朝子さんが立体で2人が思い描く「あの街」をOkebaの空間で表現する、他では見られない展示になると思います。
また、今回の展示開催時期が「秋」だったことから、秋から冬にかけた季節の雰囲気の街を描くことを
朝子さんと2人で決め、それぞれの作品制作を進めるうち、「街」の大きなテーマの中でさらに「夕暮れの街」と「夜の街」というエッセンス的なテーマも出来上がりました。
僕は今まで冬ばかり描いてきましたが、今回は秋を描くことが新しい試みでした。
また、これまではモノクロの世界に赤い女の子がいることがJun Sasakiのスタイルでしたが、
初めてモノクロの世界に色が入った作品をお披露目いたします。
描くにあたってはじめはとても戸惑いましたが、描き進めるうちに「楽しい!」という気持ちを
持って描くことができた作品が大小たくさん並びますので、ぜひたくさんの方に見ていただけたら嬉しいです。
もちろん、今までの僕らしさはベースに在り、最近の作品に取り込んでいる「余白」も生かした作品となっています。
今回描いた作品たちは、大きな「街」というテーマの中で、シンボルでもある赤い女の子が、キツネに出会って街に向かうというストーリーを思い浮かべながら制作しました。
絵本を読みながら作品を鑑賞しているような気持になって、楽しんでいただけたらと考えています。
お二人がどんな“街”を生み出すのか、私もとても楽しみです。
okebaの中に広がる街へ、遊びに来てくださいね。
展示開催まで、今暫くお待ちください。
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「あの街の風景」
岡村朝子、Jun Sasaki
2021年10月16日(土) – 10月31日(日)
*19日(火)定休日
11:00~17:00 ※最終日16時まで
岡村朝子 @asa_asa_o
Jun Sasaki @jun.sasaki
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staff:sawamura