2023.5.19 Fri. – 5.31 Wed.「ready for JOURNEY 旅の写真と夏の帽子」黒田 真琴
ready for journey
旅の写真と夏の帽子
2023.5.19 Fri. – 5.31 Wed.
黒田 真琴
写真家・帽子作家の黒田真琴さんの展示がはじまります。
黒田真琴さんは
この20数年間、国内外を問わず、さまざまな国を旅されてきました。
最初はモノクロフィルムで写真を撮るために旅を。
その後帽子を作ることが仕事となり、旅先から素材を集めるようになりました。
旅に出る高揚感やワクワク感、自分の外に出ていく気持ちを写真でも帽子でも大切にされている部分であり、
帽子をかぶって明るい気持ちやお出かけが楽しくなったら良いなと思いが込められています。
帽子のルーツであるモノクロ写真と世界中を歩き回って体に流れた空気は、「旅」を通じてつながり、帽子という形に。
写真は白と黒の静かなイメージですが、自分の外へ出てゆく「動」の世界を表現し、
色とりどりの帽子の世界は陽の光をまとっていますが、同時に手が生み出す静寂も内包しています。
黒田さんにとって、その両方がとても密接なバランスで成り立っていると仰っていました。
今回は、その両方を一つの展示で表現されています。
それぞれの帽子は、リボンやボタン、布、ビーズなど、国内外から集められた素材を、その場の空気感も含めて作られました。
長い時間をかけて集められた素材は物語のように丁寧に紡がれ、
帽子を身につける人とともに旅をし、巡り巡ってつながって新たな物語を生み出してゆきます。
一緒に旅へ、そんな素敵なパートナーになる帽子に出会えるのではないでしょうか。
帽子に使用されている素材は日本全国、世界各地から集めた素材を使用しています。
生地はコットンやリネンなどを中心に色々な素材を組み合わせています。
ビーズやリボン、ボタン、糸はモロッコ、インド、フィリピン、アジアの国々、ヨーロッパ(フランス、ベルギー、スペインなど)、南米、ルワンダなどさまざまな国で集めたものです。
熊笹、和紙、竹から派生した和の素材も組み合わせています。
帽子は、古い木型から作られたり、編まれたり、縫われたりしますが、すべて手作業です。
今回の展示では、コロナ禍前に訪れたインドの写真も含め、旅先での写真を展示します。
アナログのカメラを使用し、モノクロフィルムで撮影し現像、紙焼きまでを作家自身で行うオリジナルプリントです。
また熊澤酒造敷地内のmikochi cafe 地下室やbaker&sweetsの頭上にも常設で作品が展示されています
こちらもぜびご覧ください。
ここ数年、コロナ禍や戦争などで気軽に旅行ができない状況が続いていましたが、ようやく少しずつ外に出ようという前向きな雰囲気が出てきました。
まだまだ世界は平和ではありませんが、世界に出ていくことでお互いを理解し、将来また自由に旅ができるよう希望を込めて「ready for journey(旅の準備は万端!)」と言うイメージで帽子を製作しました。
今の気分にあった帽子で、旅に出ましょう!
黒田真琴
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ready for journey
旅の写真と夏の帽子
2023.5.19 Fri. – 5.31 Wed.
黒田 真琴
@makotokuroda