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古道具のある暮らし

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mokichi baker&sweets+wurst香川店


連日多くのお客様にいらして頂く店内ですが、天井の高いこの場所の空気はゆったりと流れています。
隣接するカフェスペースの2階に行くと、開いた蔵の観音扉があり、ここが100年の歴史を感じさせる蔵だとわかります。高い天井を見上げると、ゆっくりと回る変わった形をしたプロペラが。これは、かつてビアパブ湘南麦酒蔵だった時代に使用していたビールの櫂棒(仕込みに使う道具)をリメイクしたもの。回転の遅さがかえって、ゆっくり行こうよと言っているようです。視線を落とすと、お酒の麹造りに使用していた木のトレーや古い木箱にパンがずらりと並び、それを照らすインダストリアルなオランダの照明とのマッチングの面白さが店を引き締めます。

今日も沢山のお客様をお迎えし笑顔になっていただけるのは、職人が心を込めて焼くパンやスイーツの力はもちろん、大正時代の土蔵がもつ大らかさや、用途を変えて使い続けられる古物達が織りなすパワーに後押しされているのかもしれません。

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