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日本酒のお話

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天青米違いシリーズ

作家陳舜臣先生に書いていただいだラベルがすっかりお馴染みとなった天青。しかしその中で個性溢れる3種類のデザインの天青があるのをご存知でしょうか?それは「酒未来」「雄町」「愛山」3種の米で仕込んだ天青の米違いシリーズです。

思わず何だろう?と目に留まるこのシリーズ、奇抜なラベルだけじゃない実力派。中身は純米吟醸でそれぞれの米の特徴を生かしつつ、定番にはない個性溢れる味わいを表現しているのです。そしてこのお酒ができるまでにはこんなストーリーがあリました。

天青が誕生した22年前、当時の酒蔵は農大で醸造学を学び入社5年目の五十嵐杜氏を筆頭に、経験値の浅い超若手メンバーで酒造りをしていました。それゆえ、原料の米や酵母や精米歩合などを出来るだけ絞り、熟練度を上げる必要がありました。そこで選んだ酒米は山田錦と五百万石。純米大吟醸と純米吟醸は山田錦、純米と特別本醸造は五百万石を使うことにしまし0年目を迎えた2010年、五十嵐杜氏の師匠であり業界のレジェンドでもあった山形の蔵元から、自分が手塩にかけて生み出した酒米を使ってみないかというお誘いを受けたのです。これをきっかけに毎年1種類ずつ新たな酒米での仕込みにチャレンジし、それが3種類になったところで「天青米違いシリーズ」として限定発売することになったのです。

酒未来、雄町、愛山というそれぞれの米の特徴を生かした米違いシリーズへ進化したこのお酒にはどんなラベルが似合うのか。思案した末、ラベルもエッジの効いた個性的なものにしようと決めました。天青のスペインの販売店のオーナーが、現地の人に見慣れない日本酒を身近に感じてもらおうと友人のデザイナーに作ってもらったスペイン限定ラベルが思い浮かんだのです。そうだ、これで行こう!

こうしてスペインからの逆輸入のラベルデザインを身にまとい誕生したのが、現在の千峰天青米違いシリーズなのです。定番の天青では味わえないカラフルでバラエティにとんだ味わいの違いを是非試していただきたいと思います。た。その成果があって、次第に高品質で安定した味わいを生み出せるようになり、少しずつ業界でも評価を高めていくことが出来ました。すると0年目を迎えた2010年、五十嵐杜氏の師匠であり業界のレジェンドでもあった山形の蔵元から、自分が手塩にかけて生み出した酒米を使ってみないかというお誘いを受けたのです。これをきっかけに毎年1種類ずつ新たな酒米での仕込みにチャレンジし、それが3種類になったところで「天青米違いシリーズ」として限定発売することになったのです。

酒未来、雄町、愛山というそれぞれの米の特徴を生かした米違いシリーズへ進化したこのお酒にはどんなラベルが似合うのか。思案した末、ラベルもエッジの効いた個性的なものにしようと決めました。天青のスペインの販売店のオーナーが、現地の人に見慣れない日本酒を身近に感じてもらおうと友人のデザイナーに作ってもらったスペイン限定ラベルが思い浮かんだのです。そうだ、これで行こう!

こうしてスペインからの逆輸入のラベルデザインを身にまとい誕生したのが、現在の千峰天青米違いシリーズなのです。定番の天青では味わえないカラフルでバラエティにとんだ味わいの違いを是非試していただきたいと思います。

 

今年の蔵人チャレンジ2023 茅ヶ崎産雄町「超辛口純米」

毎年社内コンペを勝ち抜いた若い蔵人にタンク一仕込み分を責任醸造させる蔵人チャレンジ。静かに燃える彼らの熱い挑戦、今年はこれに決定です!

今年選ばれたのは、蔵人 丸田有仁が挑む「超辛口純米」です。これは、BK-5と呼ばれる敷地内防空壕で採取した自社酵母と自分たちで作った酒米雄町のみで辛口の限界に挑むという企画です。レストラン部門からの辛口の酒を望む声に応える形でもありました。濃厚芳醇な味わいに仕上がる雄町で、しかも自社米の限界に挑戦したいと精米歩合は70%。自分たちで育てた米を大切に活かし、その可能性を探るためにもあまり磨かず、その分発酵力が強い元気な自社酵母BK-5を限界まで活かし、それを巧みに温度管理して辛口に仕上げます。

丸田の企画書にはこうあります。含んだ瞬間雄町らしい味の膨らみとボディ感、でも後味のキレの良さ。ロックと燗で美味しい酒質を目指したい、と。さて、物静かながらパンクでロックな内面を併せ持つ男の挑戦やいかに!ご期待ください。

蔵人 丸田 有仁 (まるた ゆうじ )

1988年秦野生まれ。
東京バイオテクノロジー専門学校を卒業し、2010年入社。パンクをこよなく愛する男。
熊澤通信Vol.2の蔵人チャレンジに続き、2度目の登場。年々ぽっちゃりしてきていたが、パンクの精神を取り戻すべくダイエットに取り組み10kg以上の減量に成功した。

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