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02 百年ぶりの蒸留酒の誕生

傷みが激しかった大正時代に建てられた仕込み蔵(現在の蔵元料理 天青)を利活用しようと、屋根裏部屋を整理していた2000年のこと。いっぷう変わった道具が見つかりました。先代に尋ねたところ、昔酒粕を使った粕取り焼酎を作っていた時の道具だということが分かりました。

現在、その道具の一部はモキチ・クラフトビアの2Fにオブジェとして飾っています。

当時日本酒を搾る際に出る酒粕は、そのままでも栄養価の高い貴重な食品として人気が高く、すべて売れ切れてしまい、焼酎にして販売するほどの量にはなりませんでした。そのためその道具もいつしか忘れられてしまったようです。

ところが近年になると酒粕の方の需要が減り、弊社でもほとんど直営店だけで販売するようになり、大量に廃棄するような事態に陥っていました。

そこで2019年春、日本酒醸造所の一角に蒸留設備を導入し、※酒粕を使った焼酎の試験蒸留を繰り返しています。時を超えた新たな蒸留酒の誕生がもうすぐです。

酒粕:今となっては酒蔵などでしか手に入らなくなったとても貴重なしぼりかすそのままの酒粕です。お酒造りが始まってから終わるまでの11月~5月末まで直営店全店で購入できます。熊澤酒造オンラインでも購入可 

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