記事公開日:2021/04/01
梅 -うめ-
熊澤酒造に隣接している小さな駐車場やレストラン前庭には、2月頃からもう間もない春の訪れを告げるように咲く梅の木が並んでいます。この梅の木、かつては現在の大駐車場いっぱいにあった梅林が時代を経て移され、それでもたくましく根を張り酒造の変遷を見守ってくれているしっかり者達です。私たちもその恩恵に預かり、可憐な花を愛でたあとは、できた梅の実を梅酒やジュースにして、カフェやレストラン天青でお出ししていました。昨年からは日本酒の湘南スパークリング・梅バージョンとして、商品化もしています。今年はそれに加えて、その漬け込んだ梅をとろとろに煮込んだ梅ジャムにしてみました。
転用の転用で転がり続ける梅。鑑賞にとどまらず、その命を愉しむことも、熊澤酒造の命の繋ぎ方のひとつです。